宮城・気仙沼の新しいお土産「さんまパイ」
東北を代表する港町・気仙沼。さんま漁で全国に知られる港町には、「さんま」と名前がついたお土産菓子がありました。
東北を代表する港町・気仙沼。さんま漁で全国に知られる港町には、「さんま」と名前がついたお土産菓子がありました。
「さんまパイ」は昭和60年代に生まれ、気仙沼市民に親しまれてきたお土産菓子です。
惜しまれつつ2018年に姿を消しました。しかし2023年、ついに味わいもパッケージもリニューアルして再登場。
きび糖の上品でやさしい甘さ、パイとガレットを合わせた軽くも食べごたえのある食感、貴重な“気仙沼産”のさんまパウダーをまぶして焼いています。
新しい気仙沼のお土産が誕生しました。
きび糖の上品でやさしい甘さ、パイとガレットを合わせた軽くも食べごたえのある食感。貴重な“気仙沼産”のさんまパウダーを生地にまぶして焼いています。
気仙沼産の天然塩で素材の味を引き立たせています。
名称:焼菓子
品名:さんまパイ
原材料:小麦粉(国内製造)、バター、きび糖、卵、食塩、さんまパウダー/ベーキングパウダー(アルミフリー)
賞味期限:90日
保存方法:直射日光、常温多湿を避け保存
てまひまかけたおいしさを。
パイ生地とガレットブルトンヌの生地を合わせ、うすくのばし、巻いて、焼いています。手間ひまかけて一層おいしく。バターたっぷりのリッチな味わいと、ザクザク感が楽しめます。
貴重な「さんま」が隠し味。
気仙沼で水揚げされた「さんまのの削りぶし」をまぶして焼き上げることで、旨味、香ばしさが口の中に広がります。さんまががつんと来るんではなく、ふんわりくることで豊かな味わいに。
目指したのは「おいしいお土産」。
白砂糖を使わず、キビ糖を使用しています。バターの風味やさんまの香ばしさが口の中に広がるやさしい甘さを目指しました。ただ甘いだけじゃない豊かな風味の「おいしいおみやげ菓子」です。
「さんまパイ」は、気仙沼の漁港でさんまが豊漁だった昭和60年代に、「さんまの街、気仙沼にふさわしいお土産をつくろう」と、市内のお菓子屋が集まって生み出された商品です。
ヒントになったのは、「静岡のうなぎパイ」。ここに、気仙沼のさんまのパウダーを練り込み、さんまのみりん干しに準えて胡麻を振りかけました。サクサク軽い食感のパイと、香ばしい胡麻がアクセントになり、何枚食べても飽きない気仙沼の定番お土産菓子が生み出されました。パッケージのロゴは、有志のひとりであり、言い出しっぺでもあるコヤマ菓子店四代目店主、隆市さんの手作り。
こうして、生み出されたさんまパイは、自家用に、お土産に、贈答用に、様々な用途で用いられ、気仙沼の人々に愛されていました。しかし時代を経て、有志で取り扱っていたさんまパイも扱う店がどんどん減り、残り2軒となった2018年、人知れず販売終了を迎えたのでした。
「さんまパイ、大好きでした」
「東京に下宿したときに、仕送りに入れてもらってました」
「よくお土産に持って行ってました」
そんな気仙沼の人々の声に押されて、発売から40年、さんまパイがリニューアルして復活します。
誰が食べても美味しいと言ってもらえるような銘菓に。素材や製法にもこだわって、自分たちでつくる。
きび糖の上品でやさしい甘さ、パイとガレットを合わせた軽くも食べごたえのある食感、貴重な“気仙沼産”のさんまパウダーを生地に練り込み、気仙沼産の天然塩で素材の味を引き立たせています。
パッケージも一新。かつてのさんまパイの雰囲気を残しつつも、高級感のある缶入りで、小分けにして取り扱いしやすくなりました。
手書きで書かれていたロゴは、いまの時代にふさわしいかたちにリニューアル。ただし、40年続いてきた思いも乗せて、親しめるものに。
そして何より、全国屈指のさんまの水揚げを誇った気仙沼が盛り上がるように願いを込めました。
気仙沼は、さんまの町。いまは山のようにとれることはなくなったさんまのかわりに、当時から変わらない気仙沼の誇りをのせて、さんまパイを全国へ。
召し上がったらぜひ足を運んでみてください。
ここは、東北を代表する港町、気仙沼。
新しい「さんまパイ」をお届けします。
さんまパイを食べると、気仙沼(宮城東北)の思い出が蘇る。
あの人にまた会いにいきたくなる。あの場所にまた行きたくなる。
さんまパイは“食べた人と宮城・東北とを繋ぐお菓子”になっていくことを目指しています。
本物の美味しさと、地域への愛を感じていただけたら幸いです。